中編の怪談
約1500字。じっくり読ませる、雰囲気と恐怖が徐々に積み重なる怪談
三回コール
大学生の時、地元のケーキ屋でアルバイトをしていた。その日の午後、オーナーから受けた注意は妙なものだった。
おまかせ定食
中学二年の夏、友達と二人で入った国道沿いの定食屋には、メニューというものが一切なかった。
間違い電話
夜中に知らない番号から電話がかかってきた時、私はまだそれが間違いだと信じていた。
河川敷の映写
友人と二人で夕方の河川敷を自転車で走っていた時、対岸に現れたスクリーンが私たちの運命を変えることになるとは思いもしなかった。
香箱座りの呪い
日曜日の朝、祖母と一緒に地元の神社に参拝しに行った時、俺はまだ自分に降りかかる恐ろしい運命を知らなかった。
白い家の換気扇
これは彼女から聞いた体験談だ。山奥の白い家で、夜になると天井から子供の声が聞こえてくる。
写真の父
高校の遠足で撮った集合写真に、見覚えのない男性が写っていた。
田んぼの白い家
実家から隣町の叔母の家まで、田んぼの間を通る県道を車で向かっていた時、私たちはあってはならないものを見てしまった。
番号札
会社の同僚三人と海沿いの国道をドライブしていたのだが、大雨のため道の駅で雨宿りをすることになった。
島の子ら
大学のサークル仲間五人で、夏休みを利用して瀬戸内海の小さな島へ向かった。
首の穴
弟が大学の友人と二人で夜行バスに乗って東京へ向かったらしい。でも本当は、弟は最初から一人だった。
逆回りのロビー
先輩がマンションの管理人をしていた時に体験した話です。それは、いつものように点検作業を終えた夕方のことでした。
続く怪談
放課後の図書館で友人が読んでいた怪談の本―そこに書かれた話が、まさに今起きていることと全く同じだった。
縁側の友達
あの夏の記憶は、今でも僕を川辺で立ち止まらせる。
午前二時の残業
残業でオフィスに一人残っていたとき、使用禁止の個室から聞こえてきた声は、去年辞めた同僚のものだった。
欠けた同級生
部活動で遅くなった先輩と二人、放課後の教室で忘れ物を探していた。
四階の料理
営業で回ってる最中、古いビルの3階にある事務所を訪問していた。まさかその後、存在しないはずの4階から電話がかかってくるなんて思いもしなかった。
十七番の客
夫と二人で海辺の民宿に宿泊した夜、部屋のPCデスクで旅行の動画を整理していると、昼間撮影した映像に写ってはいけないものが映り込んでいることに気づいた。
夜釣りの客
深夜の川で釣り糸を垂らしていると、何かに見られているような気配を感じることがある。
封鎖トンネル
夜勤明けの帰り道、いつの間にか見知らぬ山道のトンネルを車で通り抜けていた。