中編の怪談
約1500字。じっくり読ませる、雰囲気と恐怖が徐々に積み重なる怪談
三回コール
大学生の時、地元のケーキ屋でアルバイトをしていた。その日の午後、オーナーから受けた注意は妙なものだった。
欠けた同級生
部活動で遅くなった先輩と二人、放課後の教室で忘れ物を探していた。
白い家の換気扇
これは彼女から聞いた体験談だ。山奥の白い家で、夜になると天井から子供の声が聞こえてくる。
消えた三人目
友人から聞いた話だが、彼は夜中に廃神社で肝試しをしていたらしい。
四階の料理
営業で回ってる最中、古いビルの3階にある事務所を訪問していた。まさかその後、存在しないはずの4階から電話がかかってくるなんて思いもしなかった。
島の子ら
大学のサークル仲間五人で、夏休みを利用して瀬戸内海の小さな島へ向かった。
逆回りのロビー
先輩がマンションの管理人をしていた時に体験した話です。それは、いつものように点検作業を終えた夕方のことでした。
午前二時の残業
残業でオフィスに一人残っていたとき、使用禁止の個室から聞こえてきた声は、去年辞めた同僚のものだった。
十七番の客
夫と二人で海辺の民宿に宿泊した夜、部屋のPCデスクで旅行の動画を整理していると、昼間撮影した映像に写ってはいけないものが映り込んでいることに気づいた。
夜釣りの客
深夜の川で釣り糸を垂らしていると、何かに見られているような気配を感じることがある。
夜勤の記録
深夜の国道で救急車の運転手として勤務していた頃、毎晩同じ死者を迎えに行く羽目になった。
写真の父
高校の遠足で撮った集合写真に、見覚えのない男性が写っていた。
首の穴
弟が大学の友人と二人で夜行バスに乗って東京へ向かったらしい。でも本当は、弟は最初から一人だった。
6階の足跡
確か午後2時頃、新築マンションの内見で不動産屋と一緒にエレベーターに乗った。
20回目の夜
中学生の頃、進研ゼミの読者投稿欄で見つけた「悪夢召喚法」が、私の日常を悪夢に変えた。
続く怪談
放課後の図書館で友人が読んでいた怪談の本―そこに書かれた話が、まさに今起きていることと全く同じだった。
測量トンネル
立ち入り禁止のトンネルが本当に危険なのか確かめに行ったが、問題は構造的な欠陥ではなかった。
間違い電話
夜中に知らない番号から電話がかかってきた時、私はまだそれが間違いだと信じていた。
縁側の友達
あの夏の記憶は、今でも僕を川辺で立ち止まらせる。
番号札
会社の同僚三人と海沿いの国道をドライブしていたのだが、大雨のため道の駅で雨宿りをすることになった。